科学の結果がすべてではない

現代医療の根源になっているのは西洋医学であり、それに基づいて医療の常識が確立されています。西洋医学は実証に基づくことに特徴があり、効果があると判定するときには基本として二重盲検による臨床試験で有効性を示すとともに、その効果が得られる根拠を示すことが必要とされています。

しかし、現代の科学の力をもってしても理解されていることは、氷山の一角程度のものであり、未知のことの方が多いということは理解しておくべきことです。現代医療において常識とされているものについては、明確な根拠があるものとして鵜呑みにしてしまいがちですが、基礎研究や臨床研究が進むことによって覆されるようになっていく可能性は常に否定できない状態にあります。また、治療法の原理がわからない不安定なものは排除されてしまいがちであるものの、それをサポートするような知見が得られてくる可能性も十分にあるのです。

医療現場において根拠が明確でなくても応用されているものに東洋医学があり、作用メカニズムが明らかにされていなくても経験的に効果があるということで漢方薬や鍼灸などが実際に治療に用いられています。東洋医学のように西洋医学の理解を越える物も存在することは、きちんと受け入れておいた方が良いでしょう。原理が理解し難くても効果があるものは積極的に取り入れるべきです。治療法の原理がわからないものは巷に溢れかえっており、結局医療の世界というのは、今だ謎が多いのです。根拠に基づいていることが重要なのではなく、効果があることが重要であるという視点を持って常識を疑ってみることが大切です。

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